かき氷カフェポニー🍧🐴のブログ

稲敷市のかき氷屋さんです。羊毛教室、ヨガ🧘‍♀️教室もしています。

おいしいものの定義とは

先日、これおいしいですよと友人からあるものを頂きました。

食べてみると、なるほどとても美味しい。一口目、二口目と食べ進めていくと、なんだか飽きてきます。どうしてだろう、スプーンが進まない。うーむ美味しいんだけど。

この、~だけどというのは実は曲者なのです。

なにか気になるものがあるという事で、純粋に心から美味しいと思っていない。何か原因があって、それは後味だったり、期待していた味と違っていたり、値段との兼ね合いだったり、人それぞれです。

私にとって美味しいものとは、後味がいいこと。食べ進むのはもちろん、食べ終わった後も美味しかったなぁと余韻を楽しむことができるものが美味しいものだと思います。

くだんの頂き物の違和感は、甘すぎる余韻でした。見た目も美味しそうで、色もとてもきれい、一口目はとても美味しいと感じましたが、次からは、ん?となってきて、最後の方は無理やりといった感じでした。私の好みではなかったという感じで、私的にその食べ物には最後に爽やかさを感じたかったのでした。

このように、人それぞれ、おいしいものの定義は違うと思います。

私の中での美味しいものは、余韻を楽しめるもの。

なので、選ぶ食材や、かき氷の構成など、甘いもの好きの方にはちょっと物足りないなぁと思う方もいるかもしれません。

そこは、一言、

最後にがつんと甘いものください。と。そうかそうか、そうくるとなると、さいごのシロップに黒糖を足したり、はちみつ、キャラメル、チョコレートなど、後付けで甘いものはたくさんあります。それはそれで美味しい味になります。

それはその人の美味しいものです。最後にがつんと締めたい。

さて、長洲さんのメロンはとても後味がいいのが特徴です。

メロンが得意ではない私は、メロンの何が嫌いだったのか、長洲さんのメロンを食べてはっきりわかりました。嫌いな原因は、食べた後のイガイガと、瓜くささでした。

長洲さんのメロンはそれがないのです。香り高く、メロンの爽やかさが際立ち、イガイガしない。ほんと、名人だと思います。

村田さんのいちご。これは圧倒的に時期を問わず美味しい。それでも、シーズン通してみると味の変化はあります。しかしながら、美味しくないね~という時期がありません。イチゴは長丁場(12月~5月)なので、株の疲れや天候の変化など変化要素がたくさんあります。そのなかで、これだけ品質にばらつきがないのは素晴らしいと思います。なので、私のかき氷には、長い間イチゴが同じく楽しめる、村田さんのイチゴを使いたいのです。

鉾田に行って、こちらお二方に出会えて本当に良かったと思います。間に入って紹介して下さったジャムおじさんには大感謝です。私のかき氷作りに大きな影響を与えて下さいました。

イチゴの生産者さん、メロンの生産者さん、たくさんいらっしゃいます。その中でも、私が食べて美味しいと思った生産者さんの農作物をこれからも使っていきたい、そう願ってやみません。

稲敷では水神トマト。もう長いことトマト生産の第一人者です。しかも直売に出ることが少ない予約販売でほとんどが売り切れてしまうトマトです。

こちらのトマトでしか、ポニーのかき氷は作れません。

そもそもかき氷を始める時に、こちらのトマトを食べて、トマトのかき氷を作りたいと思ったのがきっかけです。

その当時、トマトのかき氷はほとんど無く、私は美味しいと思ったので作りたいと考えました。試行錯誤の末誕生したトマトのかき氷は唯一無二のかき氷となり、今ではポニーの代名詞です。

それも、水神トマトを作ってる黒田さんのたゆまぬ努力が品質を保っているのだと思います。その水神トマトがなくなってしまったら、ポニーのトマトかき氷も終わりです。

そして、桃。これは福島のまるけい果樹園さんの桃です。こちらの桃は、品種の多さもさることながら、味が濃くて美味しいのが特徴です。桃って味が抜けているものもある経験がありませんか?こちらの桃はいつの時期の桃もそれがないのです。

安心して、時期の初めに予約注文ができます。果物の品質を同じように保つのはとても技術のいることです。

このように、生産者さんのたゆまぬ努力があってポニーのかき氷は成り立っています。

安定して美味しい果物を仕入れることができて、初めてポニーも継続して営業できます。

そんな生産者さん達と出会えたことも、継続してお付き合いいただけるのもひとえにポニーを愛して下さるポニラーの皆様のお陰です!ありがとうございます。

かき氷が食べられなくても、作るのは大好きなポニママです😊 これからもよろしくお願いします。f:id:kafepony2:20230516205849j:image