家 その11
そのポニーはレンジャーと名付けられました。レンジャー部隊のレンジャーです。
ゴウとレンジャーは、仲良くいつも一緒に草を食べました。いつも一緒に座って休みました。
ゴウはきっと今度は馬🐴だと思ったに違いありません。私がレンジャーに乗って散歩に出かけると、悲痛な声でメェーメェ〜と鳴くのです。
近所迷惑なので一緒に連れていくことにしました。
最初は私が馬に乗り、ゴウにリードをつけて引っ張っていたのですが、結構強情で、動きたくない時はテコでも動きません。
諦めて馬もヤギも引っ張って帰る事もしばしばありました。
ある時ゴウを曳いていたリードが手から離れ、馬が少し走ってしまいました。置いていかれるゴウ。メェ〜メェ〜と叫びながら走ってきます。よしっとばかりに馬を歩かせました。なおも叫び続けて走ってきます。おーいーてーかーなーいーでェ〜。この日は一度もごねる事なく大人しくついて帰る事が出来ました。
その後、2回くらいはフリーウォークでついて来ましたが、敵もさるもの、同じ道だと覚えてきたのか段々とレンジャーとの距離を伸ばしてきました。
ゴウもスクスク育って大きくなってきました。人に慣れている分、人に近寄る事もありましたので、危険のないうちにお散歩は終わることにしました。