ここもその様な土地で、10年以上前は畑だった土地、家があった土地、馬を飼っていた場所など、生活していた痕跡はあるものの長い年月の間に緑が覆い尽くして人の気配を完全に消していました。
感じるのは動物、植物の気配だけで人の侵入を拒んでいるかの様に入口は鬱蒼としています。
中に進むのもためらわれ、その日は帰りました。
晴れた日の後日改めて勇気を出して入ってみました。中には小さなあばら屋、庭木らしき大木が生えている庭らしき荒れ地、ゴミの数々等、到底ここに家を建てるのは難しいと思いました。
しかしその時、家の前の庭らしき場所の真ん中にポッカリと陽の光が差しました。
こんなジャングルにも陽の当たる場所があるんだ‥。それはまるで動物達に用意された日向ぼっこの場所の様でした。
これならキレイに整地すれば住めるかもしれない、と思って何度かこの土地に通ってみる事にしました。
しかし現実はそう甘くはありませんでした😭
‥続く